アントワン・ダガタ Antoine d'Agata
 
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F | NADiff A/P/A/R/T 3F, 1-18-4 Ebisu, Shibuya-ku, Tokyo 1500013 Japan

Status: Gallery

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14419
TitleVIRUS
Year2020
Mediumインクジェット・プリント
DimensionsSmall size 30×40cm
PriceContact Us
Exhibited2022年2月3日-3月6日 アントワン・ダガタ展『VIRUS』 MEM(東京)
ProvenanceMEM
StatusShared
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Description

アントワン・ダガタは、マルセイユ出身。アンテルナシオナル・シチュアシオニストの運動に大きな影響を受ける。撮影現場になるコミュニティに自身が関与することを重要視している。被写体になる人たちと関係を結びともに生活する。だから撮影はしばしば長期に及ぶ。世界のさまざまな場所を移動しながら、複数の現場を手がけ、写真や映像作品にまとめられた作品は、出版、映画上映、展覧会等で展開される。
「VIRUS(ウイルス)」は、2020年3月17日、フランスでロックダウンが始まったタイミングで撮影を開始したプロジェクトだ。撮影は同年5月中旬までほぼ2ヶ月にわたって行われた。パリに加え、タヴェルニーやマルセイユなどいくつかの都市の病院で撮影を行ったという。病院のなかに患者が担ぎ込まれ治療されている現場を撮影したパートと、閑散とした街の路上を撮影したパートから構成され、内と外で進行するパンデミックをとらえている。ぽつんと途方に暮れたようにたたずむ人、身を寄せるところがない路上生活者、病院の集中治療室で横たわる患者、人も環境も建物も、ディテイルを奪われ、色彩のスペクトラムに還元されて表現されている。被写体の温度を色によって表現するサーモグラフィーで撮影しているのである。熱の分布が色で示されるので、そこにウイルスが存在し、人間とウイルスが共存していることがわかる。ウイルスの存在をカメラに収めるため、サーモグラフィーによる撮影に行き着いた。
本シリーズは、2020年7月にフランスのアルルで最初に展示され、その後メキシコ、スペイン、イタリア、中国、韓国、ウクライナで展示された。同名の作品集も出版され、映像作品もオンラインで公開されている。1〜2年の間に世界中、様々なメディアで展開されていった。
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F | NADiff A/P/A/R/T 3F, 1-18-4 Ebisu, Shibuya-ku, Tokyo 1500013 Japan

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