Rikako Kawauchi
Title | SKY things |
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Year | 2021 |
Medium | oil on canvas |
Dimensions | 1303 x 970 mm |
Price | Contact Us |
Exhibited | Rikako KAWAUCHI Solo Exhibition "afterimage aftermyth" (Roppongi Hills A/D Gallery, 2021) |
Provenance | WAITINGROOM |
Status | Shared |
Artist
Name | Rikako Kawauchi |
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Description
(作家・川内理香子による解説)空のイメージが強い作品です。
動物たちが空に登る神話は多くありますが、読んだいくつかの神話の中で空に登るのにポイントになる動物がアンテロープ、そしてクマのものがありました。
《SKY things》も動物たちの中心、根ぞこに置かれているのはアンテロープ、そしてクマになっていると思います。
空はいろんなイメージが見えるところ。
星座もそうやってできたと思うし、いろんな情景を空はもたらすものだと思います。
いろんなモチーフが画面いっぱい描かれるのは、そういった無重力の空間の中でいろんなイメージが出てくる場所をなんとなくイメージしているからだと思う。
《SKY things》はアンテロープの角の上に色んなものが続いていきます。
これはアンテロープの角の上に動物たちが重なり合って空まで登り、蜘蛛おばさんが独り占めしていた火を地上に手に入れてくる、という神話が印象的で、この作品はその神話から出てきたイメージです。
動物たちは最初、色んなものを使い、色んな動物の上に乗り、空に登ろうとしますが、アンテロープの角だけが強固でたくさんの動物たちが重なっても折れずに空まで動物たちをたどり着かせることができたという話です。
ただ、その重みでアンテロープの角は今の形状になったという話。
強靭な大きな動物でもその重さに耐えられなかったけど、アンテロープの角は空に届くまでのたくさんの動物たちをのせることができたそうです。
肉体じゃない骨のような部分だったからでしょうか。