1-13-6-1F Tokiwa, Koto-ku, Tokyo

Status: Gallery

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今井 俊介 Shunsuke Imai “Red, Green, Blue, Yellow, and White"
この度HAGIWARA PROJECTSでは7月17日(土)より、今井俊介の個展"Red, Green, Blue, Yellow, and White"を開催いたします。弊ギャラリーでは4年ぶりの新作展となります。

今井は、パソコン上で直線のストライプを配置して紙に印刷し、その紙を歪ませてできた曲線の部分をキャンバスに写し描くという方法で作品を制作しています。色彩豊かな縞々の曲線が波打つ画面は、多くの人を魅了しています。

今回発表する作品は、これまでと少し違う視点から制作されました。制作のプロセスは同じですが、まず元のパターンに、ストライプやドットを使わず、規則的に配置された単色の正三角形のみを用いました。そしてその三角形の色には、赤、緑、青、黄という限定した色しか使っていません。

「形」と「色」で絵画が成立するとはどういうことか。今井の探求が、今回の作品へと繋がっています。絵を描くときに使う最も基本的な色、そして規則的に配置した三角形、という一見ミニマルな要素から作られた絵画に、イリュージョンは起こるのか。断片的なパーツとなった形は、どうすれば魅力的なイメージになり得るのか。また今回は、展示会場の壁が木材であるため、作品の白地も「色面の形」として見えることも想定されます。さらに、色やコンポジションについて参照項となる絵画史を、現代の作家がその文脈をどう更新していくことが可能であるか。そうした様々な考察を重ね生まれた作品は、単純な形態がちりばめられた軽やかで豊かな表現になり、これまでの作品とは違った存在感を出しています。
混沌とする現代の社会状況において、形と色、鑑賞体験という当たり前のことに改めて立ち返ることへの作家の意欲的な試みが感じられる展覧会です。
ぜひご高覧いただけますと幸いです。


今井俊介(いまい しゅんすけ)
1978 年 福井県生まれ、東京都在住。2004 年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。主な展覧会に、「range finder」Kunstverein Grafschaft Bentheim (2019、Neuenhausドイツ)、「MOTコレクション ただいま/はじめまして」東京都現代美術館 (2019, 東京)、「Reborn - 未来を発明 コレクション x 現代作家」福井県立美術館 (2019, 福井)、「絵画の現在」府中市美術館(2018,東京)、「パースペクティヴ (1)」インターメディアテク(2017, 東京)、「オープンシアター KAAT 突然ミュージアム 2016」KAAT神奈川芸術劇場(2016, 神奈川)、「となりの人びと -現代美術in春日井」春日井文化フォーラム (2016, 愛知)、「VOCA展2015 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」上野の森美術館 (2015, 東京)、「絵画の在りか」東京オペラシティアートギャラリー(2014, 東京)、「第8回 shiseido art egg今井俊介 “range finder”」資生堂ギャラリー(2014, 東京)、「surface / volume」 HAGIWARA PROJECTS (2013, 東京)、"surface / volume" LOOP HOLE (2012, 東京)、「SSS – expanded painting」 MISAKO & ROSEN(2010, 東京)など。
2021-07-16

Information

URLhttps://www.hagiwaraprojects.com
Address東京都江東区常盤1-13-6-1F

Other

Shunsuke Imai "range finder"
Shunsuke Imai's solo exhibition will be held in Neuenhaus, Germany. Shunsuke Imai "range finder" Kunstverein Grafschaft Bentheim May 26 (Sun.) - July 28 (Sun.) 2019
城戸保 個展 「駐車空間 / 絵画建築 / 案山子」
この度、HAGIWARA PROJECTSでは、6月5日(土)より、城戸保による写真展「駐車空間/絵画建築/案山子」を開催します。 城戸は昨年、品川の原美術館の最後のグループ展「光-呼吸 時をすくう5人」に参加し、多くの関心を集めました。今回の展示では、新たに撮り下ろした作品から、「駐車空間」「絵画建築」それに「案山子」という3つのテーマを扱った作品38点を発表します。 城戸が写す対象は、郊外や住宅地といった私たちのすぐ周りにある風景です。しかし、特定の場所や対象物の意味や用途そのものを写すことが目的ではなく、光によって鮮明に浮かび上がる色彩や、陰影によってもたらされる形やコンポジションといった、絵画的な空間を写し出すことに興味があります。城戸によって「描かれた」風景写真は、わたしたちが見過ごしている世界の豊かさを提示します。 “「風景画」のシリーズを継続していると、さらに細分化して「駐車空間」「絵画建築」「案山子」のポートレートという3つの題材を意識するようになった。いずれも「もの」そのものへの関心ではなく、 それらが存在する状況や空間、色彩や光の現象の介入による写真空間であり絵画空間への興味である。「この場所は既に知っている」という思い込みをするべきではない。何かを決めつけることは、わずかな気付きや驚きの機会を遠ざけることになる。同じ場所は同じではなく、人知れず何かが進行している。満開の梅が雨で散った日の夜、猪の親子が側の道路を横断するかもしれない。 「突然の無意味」としか言いようのない思いがけない風景や状況との出会いは、いつも何の前置きもなく唐突にやってくる。 よく晴れたおだやかな春「世界の裂け目」は、突然開かれる。” 城戸保