東京都文京区水道2-14-2長島ビル1F

Status: Gallery

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川内理香子 個展『Empty Volumes』
WAITINGROOM(東京)では、2021年11月27日(土)から12月26日(日)まで、川内理香子の個展『Empty Volumes』を開催いたします。本展は、川内がこれまでにも取り組んできた針金やネオン管を用いたシリーズの新作のほか、粘土と鉄という新たな素材を用いた新シリーズを発表する、自身初の彫刻作品のみで構成される展覧会となります。2015年、多摩美術大学を卒業した年に行われた展覧会『Shiseido Art Egg Vol.9』において川内は、鉛筆と水彩絵の具で描いたドローイング作品のみで資生堂ギャラリーの広大な空間を埋め尽くし、鮮烈な印象を残しました。以降、ドローイングに見られる線を大きな特徴としながらも、油彩のペインティングをはじめ、ゴムチューブや樹脂、針金やネオン管を使った立体作品など、川内の表現方法や使用する素材は拡張し続けています。
本年8月、川内は、新進アーティストを対象とした寺田倉庫による現代アートアワード「TERRADA ART AWARD 2021」においてファイナリスト5組に選出されました。本展開催期間中の12月10日(金)から12月23日(木)まで、品川区の寺田倉庫 G3-6Fにおいて開催される『TERRADA ART AWARD 2021 ファイナリスト展』にも参加いたします。この機会にぜひ両展覧会をご高覧いただき、様々な素材で表される川内理香子の表現世界をお楽しみいただけましたら幸いです。

作家・川内理香子について
1990年東京都生まれ、2017年に多摩美術大学大学院美術研究科 絵画専攻油画研究領域を修了。現在は東京を拠点に活動中。食への関心を起点に、食事・会話・セックスといった様々な要素が作用し合うコミュニケーションの中で見え隠れする、身体と思考、自己や他者、それらの相互関係の不明瞭さを、多岐にわたるメディアを横断しながら表現しているアーティストです。近年の展覧会として、2021年個展『afterimage aftermyth』(六本木ヒルズA/Dギャラリー/東京)、2020年個展『drawings』(WAITINGROOM/東京・OIL by 美術手帖/東京)、個展『Myth & Body』(三越コンテンポラリーギャラリー/東京)、2019年グループ展『drawings』(ギャラリー小柳/東京)、2018年個展『human wears human / bloom wears bloom』(鎌倉画廊/神奈川)、個展『Tiger Tiger, burning bright』(WAITINGROOM/東京)などが挙げられます。2021年『TERRADA ART AWARD 2021』においてファイナリスト5組に選出されたほか、2015年『SHISEIDO ART EGG』参加の際はART EGG賞を、2014年『第1回CAF賞』では保坂健二朗を受賞。2022年3月開催予定の『VOCA展2022』出展作家にも選出されています。

【企画概要】
川内理香子『Empty Volumes』
会期:2021年11月27日(土)- 12月26日(日)
時間:水〜土 12:00-19:00/日 12:00-17:00(月火祝休み)
※オープニングレセプションは開催致しません。
会場:WAITINGROOM(東京)

同時開催
『TERRADA ART AWARD 2021 ファイナリスト展』
会期:2021年12月10日(金) – 12月23日(木)※会期中無休
会場:寺田倉庫 G3-6F(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社)
入場料:無料 
詳細:https://www.terradaartaward.com/finalist
※日時指定予約制(https://airrsv.net/terradaartaward/calendar
2021-10-29

Information

URLhttps://waitingroom.jp/exhibitions/empty-volumes/
Address東京都文京区水道2-14-2 長島ビル1F

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